隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

統合医療

【統合医療】「医師の権威」は治療に必要

最近、医師の権威が急速に低下してきているように思います。 私としては、医師の権威と言うものは治療において大変重要なものであると思っていますので、低下してしまっては困るのですが、厚労省や医学会の重鎮と言った本来医療を向上させてゆかなければなら…

【統合医療】神田橋篠治の言葉より

今日は、神田橋篠治先生の「精神科養生のコツ」から、エッセンスをご紹介します。 「気持ちがいい」という感じをつかんで、その感じですべてを判定すること。それは、この本の残りの全部の章を合わせたほどの重要性があります。 冒頭に登場する言葉です。「…

【統合医療】恣意的な解釈で統合医療批判する人たち

先頃、厚労省のホームページで紹介された統合医療の資料を基に、統合医療を批判するのがちょっと流行しているようです。 NATROMの日記 個人の反応が異なることはランダム化比較試験が実施できない理由にはならない まあ、議論が活発化するのは良いことなので…

【統合医療】統合医療批判の根拠と思想

以前Twitterでも少し触れたのですが、厚生労働省が以下のようなページで「統合医療」に対する取り組みを公開しています。 第1回「統合医療」のあり方に関する検討会資料 第2回「統合医療」のあり方に関する検討会資料 私は、この取り組みは一種の「罠」で…

【統合医療】至適濃度未満の処方

私には相変わらずまともな病名がついたためしがなく「アホ病だ」と言われればああなるほどねと思わないでもないのですが、まあそれはさておき。 今一応「軽微双極性障害」または「Ⅱ型双極性障害」という診断を受けてまして、その適用であるところのリチウム…

【統合医療】だいぶつの「不治の病」

最近、私はこのように思っています。 「この世の中に健康な人なんていない。全員なにがしかの病気で、それに対して鈍感な人が『自分は健康』と勘違いしているだけだ」 ま、やっかみみたいなものなんですが、実は最近、チベット医学では同じようなスタンスを…

【統合医療】精神科閉鎖病棟への入院

去年の5月に発狂しかけて、精神科送りとなり、そのまま措置入院と相成りました。 1ヶ月ほどの入院ののち、症状が軽快したので退院し、その2ヵ月ほど後に復職し現在に至ります。その後も2週おきくらいのペースで通院は続いています。 私の症状はとりあえず置…

農学と医学の共通点と相違点

農学が好きという熱心な読者がいらっしゃるようなので、今日は私がよく論じている「医学」と「農学」を絡めて書いてみることにしました。 ま、といってもそれほど難しいことではなくて、両方とも「生き物」を相手にするという点で共通しているといえます。工…

【統合医療】病院に行っても寿命は伸びない

以前、医療の効果を個人に対して実証することはできない、と言うことを書いたのですが、少しわかりにくかったかもしれません。もうちょっとわかりやすく言うと、「現在研究されているような医療は、『平均寿命』を伸ばすことには確実に効果があるが、『あな…

【統合医療】前近代的医学のソフトランディングの試み

厚生労働省のホームページに、以下のようなページが出来ていました。 第1回「統合医療」のあり方に関する検討会資料 厚生労働省がこのようなページを作成するような時代になったのだなぁと思います。 私の感想を端的に言ってしまうと、これは「前近代的医学…

【統合医療】医療の効果は実証不可能である

以前よりかみ合わない議論をしてきて、少しモヤモヤしていたのですが、そのモヤモヤが多少晴れました。 「アゴラ」のディスカッションペーパー「イノベーションの認知構造」に、デヴィッド・ヒュームの以下のような言葉が引用されていました。 すべての事実…

【統合医療】精神科臨床医との出合い方

このブログでは、しょっちゅう「精神科臨床医」と言う言葉が登場します。いったいそれはなんぞいや?と言う方や、実際に精神科臨床医に診てもらいたい!と言う人のために、見分け方を書きます。 基本は簡単で、「精神科」を標榜し入院施設のある病院の医師が…

【統合医療】「気休め」を悪い意味でとらえていませんか?

「気休め」と言うと、どちらかと言うとあまり良いイメージを表さないように、私自身感じています。 なので出来ればこれに変わる適当な用語があればよいなとは思うのですが、他に適当な用語もないのでこの用語を私はたまに用いますが、これは原則として良い意…

【統合医療】水虫になる方法

久しぶりに持病の水虫が悪化してきました。 ここのところ、右足の裏に違和感があったのですがどうやら水虫が原因だったようです。 私の場合、体のバランス上右足が少し短く、歩くときどうしても右足体重になりがちです。 このため、右足の汗の量が多くなり、…

【統合医療】病気の治し方

今日は、統合医療の究極の目的ともいえる「病気の治し方」について書きます。 1)「病気」と思わず「症状」と思う 前近代的医学、とくに精神医学にかかってしまうと、とにかく何でも「病気」にされます。ちょっと人付き合いが悪いと人格障害、酒を飲めばア…

【統合医療】「うつ」がいつまでも治らない理由

「治らない理由」シリーズ第2段です(シリーズ化する気があったのか!?)。 最初に断っておきますと、ここの内容はほぼ「『うつ』がいつまでも続くのは、なぜ?」のパクリです(読みながらの引用ではありませんので正確には引用ではありません)。 「うつ…

【統合医療】頸椎症が整形外科で治らない理由

交通事故のムチウチ等が原因で頸椎症(外傷性頚椎症)と診断される人は、ものすごくたくさんいると思います。 事故の衝撃が原因で、頸の部分の脊髄がやられてしまった。それが原因で痛みや痺れが生じているのだと、病院では説明されます。 ちゃんと原因が分…

【統合医療】良い医者の見分け方

世の中には内科や外科や小児科と言った医者の看板が立っているので、いろんな種類の医者がいるのだなぁ、と考えている人も多いかもしれません。 しかし実際のところ、世の中には2種類の医者しか存在しません。それは良い医者とダメな医者、です。 できるだけ…

【統合医療】インフルエンザでない証明を求めるバカな会社

先日、高熱を出して倒れ5日間寝込んで、6日目にようやく会社に出社しました。しかしながら、会社では「大丈夫か!?」ではなく病原菌扱いされたので閉口していました。 会社で「インフルエンザは解熱後何日間は出社禁止」みたいなアホな通達があったためだと思…

【統合医療】どこよりも簡単なだいぶつ式呼吸法

ということで、養生の基本ともいうべき呼吸法です。 私の経験上、体が完全に弱ってしまった状態では自力整体すら苦痛となります。となると休むしかないんですが、呼吸法というのは「より良く休んで体を癒すための」呼吸法と考えてください。 いろいろな本や…

【統合医療】必要なのは「今すぐ薬をやめる」ことではない

私は不治の病を患っているため、いろいろ治療法などを調べている間に、病気が治らないと嘆いている人をたくさん見てきました。 その中には実際に相談をいただいてお答えしたケースもあるのですが、その中でもっとも多いのが薬のやめ方です。 まず、目的がお…

【統合医療】「医学会」はひとつの情報共有プラットフォーム

こんなことを学会に所属したことも論文を提出したこともない私が書くのも憚られるのですが、憚られるなら書くな!というツッコミはなしの方向でお願いします。 例の、論文として提出されて査読を経て学会誌に掲載されている情報はとっても信ぴょう性が高いん…

【統合医療】現在のだいぶつの見解まとめ

知らぬ間に「反標準医療」のレッテルを貼られていたりするのも嫌なので、現時点の私の「医療」に対する見解を簡単にまとめたいと思います。 標準医療反対ではない。 代替医療反対ではない。 すべての医療は等しく貴いものであると思う。 代替医療を「オカル…

【統合医療】EBM(根拠に基づいた医療)は日本医学会にとって黒船である

以前も少し取り上げたのですが、最近とあるブログを読む機会があり、ちょっと理解が深まりましたので、EBM(Evidence Based medicine)について書きたいと思います。 EBMを私は以前「実証医学」と、とある本の訳をそのまま引用していたのですが、この訳だと少…

【統合医療】糖尿病の食事制限には科学的根拠はない

以下のページを教えてもらいました。 ドクター江部の糖尿病徒然日記 以前から、代替医療を叩く医学側の人には違和感を感じていましたが、それは上記のように、今まで常識とされ実践もされてきた「トンデモ」標準医療に対する反省もなく、よその医療を貶めて…

【統合医療】「心身相関的悪循環について」

久々に、割と科学的に「心身一如」のことを考察した記事を見つけましたので、Twitterでもリツイートしたんですが、記事を設けて紹介させていただきます。 斎藤清二先生の「心身相関的悪循環について」「ライバルを心身症にする方法」 統合医療の考え方から行…

【統合医療】過敏性大腸症候群(IBS)について

今日は、過敏性大腸症候群(IBS)と呼ばれる病気について考えてみたいと思います。 私自身、病院で診断されたことはありませんが、昔から過敏性大腸症候群の症状に当てはまることが多々ある人間で、通学時の電車の中や試験などでは泣かされた記憶があります…

【統合医療】インフルエンザは危険か?

昨日、インフルエンザを心配する必要はないという旨の記事を書きました。 すると、やはり例の方から反応があり「スペインかぜ」の例を持ち出して、過去にインフルエンザでたくさんの人が死んだことがあるのだ、ということを書いておられました。 コメント全…

【統合医療】「今年はインフルエンザが流行っています」

ここのところ、冬になると毎年のように「今年はインフルエンザが流行っています」とささやかれます。 私としては、いったい何をもって「流行っている」としているのかについて、甚だしい疑問を感じております。 そもそも、インフルエンザと言っても症状はた…

【統合医療】歯ぐきから血が出ると・・・?

今日は「瀉血療法」をテーマに書いてみたいと思います。「瀉血(しゃけつ)」というのは、体に傷をつけて血を出す民間療法のことです。 この瀉血療法、現在でもやっているところではやっていて、実は大変効果も高い療法なのですが、あまり流行っていません。…