隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

アポロ13

こないだゴールデン洋画劇場(だったかな?)でやっていたので、またまたみてしまいました。
DVD借りたりしてみるのはこれで3度目だったけど、何度見てもいいよねー。何がすごいって、あれが現実にあった話だっていうんだから、信じられない。
以前DVD借りてアポロ13見た後、SFものが無性に見たくなって「Mission to Mars」借りて見たんですが・・・。正直「なんじゃコリャ?」って感じでした。ツクリモンって言うのが丸わかり。火星地上の描写が全然それらしくない(って、行ったことはないけど)。それと、あのエンディングはなんなんだ。
その点、アポロ13は製作当時の特撮技術の粋をつくして作られている上、実話と来ているから宇宙ファンには鳥肌もんの見ごたえです。
宇宙好きな方でまだ見たことないって方は、DVD借りて見ることをお勧めしますよ。絶対感動します。DVDにはメイキングオブアポロ13とかも入っていて、面白いです。


私がアポロ13で私が好きなシーン ベスト3
ベスト1
大気圏突入前にアクエリアス(月着陸船)を切り離すとき。

トムハンクスが「ありがとう、アクエリアス。いい船だった。」って言うんですが、英語では確か「She was」何とか、って言ったような気がする。
自分の設計限界を超え3人の宇宙飛行士を救ったアクエリアス。本当にいい船でした。
ベスト2
大気圏突入直前に、トムハンクスが「ありがとう、君たちは最高のクルーだった」というところ。
言うまでもありません。名ゼリフです。
これには伏線があって(この映画、色々伏線が張ってあって面白いんですが)、ケンという宇宙飛行士が本来は乗るはずだったんですが、メディカルチェックで風疹と診断され交代要員の人(名前忘れた)と代わることになったんです。
その交代要員の人が酸素タンク撹拌スイッチを入れた瞬間に爆発が起こったので、3人の間には少し険悪なムードが漂ってしまいます。
しかし最終的には仲直り(?)し、このセリフ。のるかそるかの大気圏突入前の、船長としての素晴らしいセリフでした。
ベスト3
大気圏突入後、通信断絶が6分を経過し皆が生還を絶望した瞬間、オデッセイ(指令船)の姿がテレビに映し出されるシーン。

管制塔は感動と興奮の渦に包まれます。過去に通信断絶が5分以上途絶えた例はなかったので、皆絶望視していたのです。私も思わず一緒に「やったー!」と叫んでしまいました。(恥)


他にも名シーン目白押しなのですが、挙げだすとキリがないのでこれくらいにしときます。
あと、ケンが家でフテ寝しているときにNASAからHELPの電話がかかってくるのですが、むくれているケンは電話を切って受話器をはずしてしまいます。そう、風疹は発症しなかったのです。
しまいにゃNASAの人が直接家に呼び出しにきて、事態を聞いたケンはNASAに駆けつけます。
その時、トムハンクスとケンが会話するのですが、トムハンクスが「風疹は大丈夫か?」と聞いたところ、ケンは「ああ、ピンピンしてるよ」と、横目でメディカル担当の管制官を睨みながら言います。これには思わず笑ってしまいました。
にしても、その後ケンが限られた電力(20A)の範囲内で再突入プログラムを起動するシミュレーションを徹夜で行うのです。そして、その結果、残されたわずかな電力での再突入を可能とします。そう、ケンが地球に残っていたから3人は生還できたんです。そういう意味では、メディカル担当の人が一番大手柄かも・・・。(^^;
あー、あと月の裏側を回っているとき、船長(トムハンクス)を除く2人が「静かの海だ、あそこがアポロ11号の着陸したところだ」「あそこがわれわれの着陸するはずだったところだ」などと言っているとき、トムハンクスが「君たちは月に行きたいのか?」「俺は家に帰る」といったシーンも感慨深かったですね。