隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

出会い系サイト攻略法

そんなものはないっ!

すみません、いきなり。
この前、出会い系サイトなるものを初体験しました。
インターネット歴は結構長いので、油断してました。えらい目にあいかけました。一言で言えば、出会い系サイト(すべてがそうとはいいません、私が体験したものに限っていえば)、その実態はオレオレ詐欺と変わりません。
私が最初に登録したのは「ブルーハ○イ」なるサイトでした。どこかのブログで紹介されていて、えらいいいようなことを書いていたので、ちょっとためしにと思って登録してしまったのであります。思えば、これが間違いでした。まあ、人生なんでも勉強なんだから、いい経験をさせてもらったというべきなんでしょうね。
ホームページには「完全無料」と謳っていました。まあ、とはいっても多少はとられるんでしょ?とは思ってはいたんですが、これがなかなかに詐欺的(というか、私自身は完全に詐欺だと思っていますが)な手法で、お金をかすめとろうとしてきます。
まず、「ブルーハ○イ」に登録すると、「アクアマ○ン」という同系列(というか、ホームページ以外はほぼ同じシステムの使いまわし)という出会い系サイトに勝手に登録されます。おぃおぃ、個人情報を勝手に別サイトに流すのは違法じゃないのか?
と思っていたら、早速「アクアマ○ン」のメールボックスに女の子からのメールが届きました(ちなみに、「ブルーハ○イ」あてにメールが来たことはありません。「無料っていったじゃないか」っていったら、「無料は『ブルーハ○イ』だけで『アクアマ○ン』は有料です」とでも申し開きするつもりなんだろう、きっと)。この時点で「おかしいな?」と思わなければ駄目だったんですね。ちなみに、届いたメールのタイトルは無料で見れますが、中身を見るには100円相当のポイントが引かれます。これって、メールは無料で使えるこのご時世、あまりに法外ではないですか?さらに恐ろしいことに、女の子に返信するのに4000円相当のポイントが引かれるのです。
ですが、ホントの女の子かもしれないという期待感には勝てず、メールを返信しました。無料ポイントはこの時点で使い切っていて、追加でポイントを購入します。もちろん、メールするたびに4000円も取られてはたまらないので(おぃおぃ、キャバクラいったほうが安いって・・・)、メールアドレスを教えてほしいと出します。
これに返ってくる返事がまあさまざまなんですが、うまいこといってかわしよります。「メールアドレス教えるのは怖いの・・・」(だったら出会い系に登録するな!)、「直接会ったときに教える・・・」(会える日が来るんでしょうか?というか、メールアドレス教えるのは怖いのに、会うのは怖くないってどう考えてもおかしいがな!)、「なんて書いたの?文字化けして読めなかった?」(ふざけとるな・・・)などなど。
数回メールを交換しただけで、料金は20000円を超えていました。この時点で、ようやく「これは世に言う『サクラ』では?」ということに気づきました(アホやな・・・)。相手は、ハナから何とかしてメールをたくさん交換させ、私のポイントを吸い取ろうとしているだけだったのです。
怒って「お前サクラやろっ!」って突っ込んだら、「どうしたの?急に?」とか言い出しよります。普通の女の子なら、「サクラやろ」なんていわれたら怒ってもう返事しないはずでしょう。サクラということがばれても、1ポイントでもポイントを消費させようという魂胆なんです。なにしろ、送られてきたメールを開くだけでポイントを消費させられるシステムなんですから・・・。最後ののこりっ屁でも、なんとか搾り取ろうというわけです。
このようなサクラメールばかりが、のべつまくなしに送られてきます。しまいにゃ、「Hしませんか?」などというようなアホなメールまで送ってくる始末・・・。いや、何が腹立つかって、自分がこんなアホなメールでだまされるほどアホな人間だと思われたことが屈辱的で悲しくなりました。
そこで「出会い系はアホである」という結論に達するべきだったのですが、「今登録したサイトが悪質だったのであって、きっといいところもあるはずだ!」と私は思ってしまいました。そして、「出会い系攻略法」みたいなサイトを訪問して、ランキング上位だった「ミ○キー」なるサイトにまたも私は登録してしまいました(以下繰り返し・・・)。
この行動までもが、すべて読みきられていたということを後で知ったときは愕然としました。つまりは、出会い系業者・出会い系サイトの紹介サイトやブログ作成者・サクラ、これらはすべてグルなのであります
。しかも最近の出会い系サイト紹介サイトやブログは巧妙です。いきなり「この出会い系サイトは優良です」なんて書くことはしません。まず、「世の中には悪質な出会い系サイトが多いです」「悪質なサイトの見分け方はこうです」「無料ポイントだけで直アド(女の子のメールアドレス)をゲットするにはこうしたらよいです」などと書いて、さも善良な出会い系ユーザーを装います。そして、「私が以下のサイトを推薦します」といった風に、出会い系サイトに誘導するのです。サイトによっては、すごくリアルな体験談を書いているところもありますが、私の推測では99.9%創作でしょう。すべては、私のようなアホを出会い系サイトに誘導するための罠なのです。
私の場合、すぐ「これはサクラばかりだ」と気づいたのと、クレジット決裁にしたのが不幸中の幸いでした。クレジット会社に「支払い拒否したいんですが」とメールを送ったら、「店舗とお客様で直接話してください」などと眠たい返事が返ってきたので、怒り心頭で「上司を出せ!」(文面はあくまで丁寧に・・・)メールを送ったら、なんとか支払いを拒否できそうな感じになりました。支払い拒否の理由は「私が目的とするサービスを結果的には受けられていないから」ということです。先払いのメシ屋でクレジット決裁したら、メシが出てこなかった、というのと同じですね。この論理はまったくおかしくありませんので、同じような目に遭われた方は参考にしてください。ただ、日にちが経つごとに不利になりますので、対応は迅速に・・・。ちなみに私はクレジット会社に「2営業日以内に返事よこせ」といっていたら、ちゃんと返事くれました。感心感心。
同じような被害を受けられている方は相談に乗りますので、ホームページのフォームからメールを送ってくださいね。
冒頭で「出会い系サイトの攻略法」はないと書きましたが、「出会い系サイトにだまされない方法」はひとつだけあります。それは

出会い系サイトなど使わないっ!

これに限ります。中には優良なものもあるのかもしれませんが(私は限りなく0に近いと思ってますが・・・)、そんな出会い系サイトを探す能力があれば、広末涼子似の彼女を見つけるほうがはるかにたやすいでしょう。
ちなみに、Yahoo!パーソナルズinfoseekプロフィールなどの友達探しシステム(SMS:Social Messaging Service)はまともです。料金も月数百円(infoseekプロフは無料も可)ですので、出会い探しはこういったものを使いましょう。ただ、これらのサービスにもサクラは潜んでいます。これは、サイトの注意事項を読んだら書いてあるのですが、
  • 登録するや否やメールを送ってくる
  • メールを送るや否や返事をくれる(特に、自己紹介にOLとか書いてるのに、ワークタイムに返事をくれる人)
  • いきなり直アドを連絡してきて、そっちにメールをよこすように言う
  • そのときにはすでに、自己紹介ページが消されている

こういった人はサクラです。無料のサイトでサクラをして何かトクがあるのかというと、個人情報を引っ張ったり、出会い系サイトに誘導したりするのが目的のようです。まあ、メールの交換は無料ですから、プライバシー情報を明かさないように、フリーメールなどを使って遊んであげるのは暇つぶしにはよいと思います。ちなみに、私にもそういうなのが来ましたが、出会い系に騙されて鍛えたわしにそんな生ぬるい罠は通じんわい!とばかりにあしらってやりました。