隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

効かない水虫薬

四月になりましたなぁ・・・。ということで更新です。

暖かくなってきて、なんだか脳の調子がまた悪くなってきたような気もする今日この頃なのですが、週末が近づくにつれて気分が良くなってきたようで、単に五月病だったのか?みたいな感じです。

私はいろいろと脳患いの勉強をしているのですが、何でも春や秋というのは冬(=緊張)と夏(=弛緩)の間にあたるので、体の中の緊張をつかさどる部分(交感神経)と弛緩をつかさどる部分(副交感神経)のバランスが乱れやすくなる季節だそうです。これはある本からのパクりなのですが、昔から言う「春になるとヘンなのが多くなる」ってのはこれが原因だといいます。

まあ、何とか私も季節の変わり目にまつわる不調から抜け出しつつあるわけですが、今度は暖かくなってきて持病のインキンが悪化してきてしまいました。「なんやお前、脳だけじゃなくてインキンまでわずらっとったんかいな」といわれそうですが、恥ずかしながらそうです。

最近は薬も良くなってきていて、風呂上りにきっちり塗っていたらほとんど完治と思われるほどまで良くなってくれます。ただ、私が最近いぶかしく思っているのは「新しい薬ほど効かないんじゃないか?」ということです。

薬局に行き、以前使っていた薬を買おうとすると、薬剤師が「それは一世代前の薬で、今はもっといいのがありまっせ!」とキャバクラの引き込みのお兄さんのように新しい薬を勧めます。多少値が張るとのことでしたが、まあ効き目がよければそれに越したことはありません。私は買ってみることにしました。
ところが、この薬の効かないこと。まったくといっていいほど効かない。というよりむしろ、使えば使うほど悪化しているような気もします。

単に水虫菌に耐性がついてきただけなんじゃないのかなとも思うのですが、私はもっと恐ろしいことを考えてしまうのです。昔からよく「風邪と癌と水虫の特効薬を作ったらノーベル賞ものだ」などと吹き込まれてきましたが、昨今の水虫薬の進歩を見る限りにおいては究極の水虫薬はすでに完成しているのではないかと思ってしまうのです。
しかし、官僚と医薬品業界の癒着構造により、その「究極の水虫薬」は(一部の高級官僚や政治家以外には)使われることはありません。効かない水虫薬が高い値で売られます。考えても見てください。慢性疾患の王者とも言うべき水虫です。究極の水虫薬で皆が治ってしまったら、その減収は言語を絶する額になるはずです。ノーベル賞のチンケな賞金なんかをもらうより、水虫患者を存続させ続け、儲け続けたほうがよほど得です。
思い出してみれば、血友病患者に危険とわかっている非加熱製剤を、カネモウケのために黙って売り続けた連中なのですよ。厚生官僚と医薬品業界というのは。その程度の陰謀をめぐらせることに、なんらの逡巡もないでしょう。

などと、あほなことを考えながら帰宅した生暖かい春の夜でした。