隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

薬の減らし方

抗うつ剤の減量継続中です。
デプロメール100mg/日、ハルシオン0.25mg/日、グッドミン0.1mg/日を服用していましたが、現在デプロメール25mg/日、ハルシオン0.25mg/日まで減量しました。
離脱症状(禁断症状)は多少あるのですが、耐え難いほどのものではありません。調子が悪くなりそうな日には、デプロメール25mgを日中に追加で服用しています。
ここで、同じように減薬を試みている・または試みようと思っておられる方のために、今までの経緯から注意点をまとめておきたいと思います。
なお、以下に記すのは私の体験に基づく主観的な記録であり、万人に当てはまるとはいえません。理想は、減薬を多数手がけてきた医師の指導にしたがって減薬することなのですが、そのような医師に出会うのは現状きわめて難しいと思いますので、少しでも参考になればと記載するものです。

まず、薬を減らすと必ず離脱症状がでます。本に書いてあるように、たとえ10%ずつの減量であっても、多少は離脱症状はでます。離脱症状が最大になるのは減薬後2~3日後(ただし50%以上の減量の場合は長期間離脱症状が継続します)であり、それを超えるとかなり楽になるはずです。ですので、耐え難い離脱症状(感情失禁・パニックなど)がでない限りは、辛抱してもそんなに深刻なことにはなりません。経験から、半量程度までの減薬では深刻な離脱症状はでません。ですので、100mg飲んでいる人は50mgにいきなり減らしてもいいと思います。
ここが重要なのですが、抗うつ剤には明らかに「依存性」があります。タバコや酒のように切れるといらいらするといったものではないのですが、手が震える、体がふらつく、頭がボーっとする、頭がシャンシャンする、頻尿、うつ気分になるなどなどの不快な症状がでます。これを医師に告げると「それはあなたの病気だから薬をやめたら駄目なのです」などといわれます。ですが、これらは離脱症状であると私は思います。その証拠に、薬を服用すると速やかにこれらの症状は治まります。最初に抗うつ剤を飲んだときのことを思い出してみてください。効くまでに10日くらいはかかったはずです。なのになぜいきなり効くのか?それはこれらの症状があなたの病気の症状ではなく離脱症状だからなのです。
タバコをやめるのには「禁断症状がでるがガマンすること」というのに、抗うつ剤だとなぜか離脱症状がでるのはおかしいというような考え方をする人が多いのです。
抗うつ剤もタバコや酒と同じ薬剤なのですから、離脱に当たっては多少の離脱症状を耐える覚悟は不可欠でしょう。大事なのは、それを「耐え難くない」レベルにキープし、リバウンド無くスムーズに減薬を遂行することです。離脱症状を抑える必要があるのは、あくまで減薬の主体である「あなた」の気持ちが折れないようにするためです。耐え難いつらさを味わうと、減薬を断念してしまうことが多いのです(私も折れかけました・・・)。

土日が休みの人であれば、金曜の服用分から半量に減らしてみます。月曜くらいには、離脱症状がかなりマシになっているはずです。
離脱症状が完全に落ち着くのは10日くらい後です。ですので、2週間おきに半量にするというのが基本パターンです。
半量ですので、50mgの次は0mgではなく25mgです。25mgの後は12.5mg→6.25mgだと思うのですが、錠剤がないのでカッターナイフなどで薬を切ります。
ちなみに、デプロメールの断面はとっても苦いのでなめないように注意して飲み込んでください。

あと、複数の薬剤を服用している場合は、まず1種類を完全に離脱するまではほかの薬は以前の用量を守ることが重要です。私は試しにハルシオンを半量にしてみたことがあるのですが、まったく眠れず往生しました(次の日会社を休みました)。あせらず1種類ずつが原則です。

減薬については、また引き続き書いていきたいと思います。