隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

次世代スパコンの開発費用が削られたらしいが

噂の事業仕分けで、次世代スパコンの予算が削られることになったそうです。

http://www.asahi.com/politics/update/1113/TKY200911130175.html
ノーベル賞受賞者もぼやいていたそうですが、一方で東大大学院でコンピューターを専門にしている先生もいらないようなことを言っていたみたいです。

私は十ウン年前に大学でコンピューターの勉強をしていましたが(誰ですか?ウン十年前の間違いだとか言っているのは)、現在のスパコンっていったいどんなんになっているんでしょうかね?不勉強で知りません。

Googleのデータセンターは多分、死ぬほどたくさんのPCがつながったグリッドコンピューティングみたいなことになっているんじゃないかと想像していて、一台のものごっつ強力な「スパコン」ですごく複雑な計算(遺伝子の解析とか大統一理論の方程式を解くとか)をするよりも、グリッドコンピューティングで、それほどたいしたことないPCを死ぬほどたくさんつなぎ合わせて計算させるほうが主流になりつつあるんじゃないかと思っているわけですが。

「ブラッディ・マンディ」でも三浦春馬が、世界中のパソコンをボットに感染させてグリッドコンピューティングを行い、通常スパコンでも何ヶ月もかかる暗号解読を数十分で完了させるシーンがありましたな。ホンマにできるかどうかは知りませんが(笑)。

そう考えると、むしろソフト的なグリッドコンピューティング技術の進歩こそが本流なような気がして、昔ながらの「1台のものごっつ強力な計算機」という意味での「スパコン」はもう必要ないように思えてしまうのですが、違うのでしょうかね?

スパコンでがんばるくらいなら、インテルの独壇場となっているCPU市場を国産CPUで置き換えるくらいのほうが経済効果はデカい気がしてしまうのですが、違うんでしょうかね?(おお、そういえば坂村健ちゃんのTRONチップは組み込み分野では大活躍だったが)。
技術立国云々といっていますが、コンピュータ技術で日本が世界に遅れをとっているのは個人的にはもうどうしようもないと思っていますので、いまさら多少の予算をつぎ込んだところでどうなるものでもないような気がしなくもなく、削減は正しいのではと思ってしまいます。
別にいいじゃないですか。米国製のコンピューターで、ノーベル賞級の研究をすればいいことでしょう?国産コンピューターじゃなかったら、日本の技術者はノーベル賞級の研究はできないの?

違うんでしょうかね?

なお、何度も言いますが私は民主党支持ではありません(笑)。