隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

【統合医療】手近なものから始めましょう

あまりに、統合医療、統合医療と連呼すると、どうも統合医療という言葉を利用した商売を始めようとしているのではないのか?と思われてしまうかもしれません。
正直に言いますと、しかるべき統合医療の情報を自分が発信できるようになり、その結果それなりの方々のQoL(Quolity of Life:人生の質)向上に貢献でき、しかもそれで食べていけるようになれれば理想的だな、とは思っています。
しかしながら、現時点での私の知識は商売に値するようなレベルには到底ありませんので、当面はボランティアで情報提供を行っていきたいと考えております。
情報は、主に私が読んだ本や、実際に受けた施術を元にしており、先入観によるものは基本的に排除しているつもりですので、その点ご理解いただけると幸いです。

統合医療的なアプローチとして、私は手近なものから始めるのが正しいと思っております。
手近なものと言うのは、
  • 費用が安い
  • すぐ取り組める
  • 副作用の心配があまりない
と言ったことを指しています。

内科に行ったりすると、何の治療も薬もなくても1000円くらいはかかります。それに加えて2000円程度のお金が公費から支払われています。これが社会保障費を圧迫していることは疑いようのない事実です。各人が自分で取り組める予防的な医療(これを養生といいます)をすることにより、毎年何十兆円という税金が半減できる可能性すらあるのです。
もっとも、手近なものといいましてもタダではできません。最低でも本を1冊買う程度の出費は必要です。それに加えてその本を読む時間や、書いてあることを実践するのにも時間は当然かかります。時間がかかったと言うことはお金がかかったと言うことと大差がありませんので、完全無料などと言うことはありえません。その点、ご了承ください。

だいぶつのお勧め1
氣の呼吸法―全身に酸素を送り治癒力を高める
合気道の先生が書いた呼吸法の本です。呼吸法となっていますが、どちらかと言うと「姿勢をよくする」事が主眼となっています。何秒吸って、何秒吐いてと言うややこしい手順はなくて、「正しい姿勢で、正しいイメージを持ちながら、呼吸をする」方法が書かれています。
私も実践を試みたのですが、なかなか難しいです。特に、自分の姿勢が正しいのかどうか(テスト方法はあるのですが)わかりにくいです。心身統一合気道の道場は全国にあるようなので、参加するのも一つの方法かと思いますが、本自体は安いので買って読んで、実践できるようなら実践してみるといいと思います。
「氣」の概念がオカルティックで取り組みにくい、と言う方はその点はあまり深く考えず取り組んでみたらよいのではないかと思います。「氣」を理解しなくとも呼吸法の実践は可能だからです。
ここでいう「氣」とは、単に、人間を「物質」ではなく「人間」たらしめているものの総称と考えたらよいと思います。

だいぶつのお勧め2
DVDで覚える自力整体
矢上予防医学研究所の所長、矢上裕先生の考案した「自力整体」のDVDです。
もともと、「整体」という言葉を日本で最初に使ったのは(多分)故 野口晴哉先生だと思うのですが、そのころは「整体」と言えば自分でやるもの(正確には、「整体」は「整った体」のことを指し、「整体」を実現するために必要な体の操作を「整体操方」といった)だったのですが、いつの間にやら「整体」という単語が「整体操方」の意味で使われるようになったので、あえて「自力」をつけざるを得なかった、と言ったところでしょう。(矢上先生なら当然その程度のことはご存じでしょう)。
矢上先生の自力整体はとにかく「ゆる~い」という形容がぴったりだと思います。最近のヨガスタジオなどに見られるようですが、「形を追って痛みを無視してポーズを取る」と言ったことは、自力整体では禁止されています。曲がらない人は曲げなくてよい。痛い人はそれ以上痛くしなくてよい。そういう「ゆるさ」が、いままでになかった新しい要素だな、と思います。
自力整体のルールは
  • 全身の力を抜く
  • 痛くしない
  • ゆさぶる
の3つだけです。あと、できるだけ空腹時にやる方が良いという条件がありますが、満腹でなければ特に問題ないはずです。

体に不調を感じている方で、興味を持ったものがあれば取り組んでみてください。また、別の方法も公開していきたいと思います。