隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

【統合医療】「統合医療」は実在しない

統合医療に関することを考えていると、たまに代替医療を非難ないしは批判する人に出会うことがあります。
そういう意見に対しての私の気持ちは、「少しズレているなぁ」という気持ちです。この「ズレ」に関して少し考察してみたので、書いてみたいと思います。

まず「統合医療」という「モノ・方法」は存在しません。現在はもちろんですが、将来的にもおそらく存在する(確立される)といったことはないでしょう。ここで言う「統合医療」とは、あくまで目指すべき方向性を言葉にしたらそういう名称になる、位に考えておいたらよいのではないかと思います。
「代替医療を積極的に取り入れる」というのは、その一例にすぎません。また、「積極的に」というのは「盲目的に」という意味でもありません。ただ、前近代的医学に欠けている部分で代替医療のほうが研究が進んでいるものがあるというのは、ある程度事実だと思っています。

今風の言葉に言い換えると「コンセプト」と言っていいんじゃないかと思います。

今現在の私の理解で言うと、
  • 前近代的医学(現代医療の趨勢)は科学的態度に偏りすぎている
  • 人体、正確には人間の心身は、科学的態度だけで理解しきれるものではない
  • 前近代的医学は、「命」を重く見すぎるあまり「人生の質(QoL)」を軽視するきらいがある
  • 経験的に効果がある治療法を非科学的というだけで排斥すると、患者の選択肢が狭まる
  • 効果があるないだけではなく、QoLを上げるための医療をもっと研究すべき
いろいろあるのですが、上記のような問題意識の集大成、それを解決したいという気持ちの表れを「統合医療」と呼んでおります。

今後、無用の誤解を避けたいので、上記のようにまとめさせていただきました。