隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

【統合医療】どこよりも簡単なだいぶつ式呼吸法

ということで、養生の基本ともいうべき呼吸法です。
私の経験上、体が完全に弱ってしまった状態では自力整体すら苦痛となります。となると休むしかないんですが、呼吸法というのは「より良く休んで体を癒すための」呼吸法と考えてください。

いろいろな本やヨガスタジオとかで、いろいろなやり方が既に紹介されており、私もいろいろ読んでみたり試してみたりしましたが、なかなかうまく行きません。どうも、難しく考えすぎてうまくいっていないように感じました。

そして、いろいろ検討した結果、すべての呼吸法には(最大公約数的な)共通点があることに気付きました。これさえ押さえておけば、顕著な効果があるとまでは言えませんが、効果がまったくないことはないはず、というポイントを見出すことが出来ました。

それが「どこよりも簡単なだいぶつ式呼吸法」です。(今考えたタイトル)。

1. 悪いものが体から出ていくイメージを持ちながら息を吐く。
2. いいものが体に入っていくイメージを持ちながら息を吸う。
これだけです。
効果は1回からあります。100回しないとダメとか最低25年やらないとダメとか、そんな国民年金みたいにケチくさいことは言いません。1回には1回なりの、100回には100回なりの効果があると言うだけの話です。(しかし、実際にやってみるとわかりますが、これを100回続けるのは難しいです)。
1回あたりの効果は呼吸の力強さで変わると考えたらよいと思います。

なぜこれが体に良い呼吸法なのでしょうか?
本来的に呼吸は、特に意識しなくても悪いものを体から出し、いいものを体に取り込む働きであります。
つまり、呼吸はただするだけで、体を徐々に治してゆく作用を持っています。それを、意識して行うことによってさらに強化することが出来ると言うのが、呼吸法の考え方の真髄です。
これはそのエッセンスの部分だけを書き出していますので、間違いようがないのです。

呼吸は本来無意識で起こる運動だから、運動の部分は体に任せて、イメージの部分を意識で補う、という風に考えたらよいかもしれません。とにかく、変に意識して呼吸のリズムが乱れたり、息が苦しくなったりしては何の意味もないと言うことです。

もちろん、意識して呼吸運動をコントロールする術もありますが、一朝一夕に体得できるものではありません。また、その教え方が自分に合っているかどうかは体得するまで分かりません。だから、私はまず体の動かし方から教えようとする呼吸法ではなく、イメージを持つことのみから始まる呼吸法から始めるべきだと考えています。

つまり、臍下丹田に力を込めるとか、尻に力を入れると言った呼吸法の教えは、正しい呼吸法を理解させるのに良い教えとは言えません。同様に「鼻から吸って口から吐く」とか「吐く息は長く吸う息は短く」と言った決め打ちも間違っています。そういう教えがぴったりくる人も中にはいるでしょうが、万人には当てはまらないと言うことです。

まあ、奥の深い世界ではありますし、一人の人間が究極を得るための呼吸法と、多くの人間にほんの少しの健康を与えるための呼吸法は、少し違うのかもしれません。
これからも呼吸法については、考えてみたいと思います。