隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

【統合医療】インフルエンザでない証明を求めるバカな会社

先日、高熱を出して倒れ5日間寝込んで、6日目にようやく会社に出社しました。しかしながら、会社では「大丈夫か!?」ではなく病原菌扱いされたので閉口していました。
会社で「インフルエンザは解熱後何日間は出社禁止」みたいなアホな通達があったためだと思います。

ちなみに、私は病院に行っていないのでインフルエンザとは特定されていません。したがって上記の通達の制約を受けません。とはいっても、この季節に40度近い熱を出して1週間近く寝込むのは、過去の経験から言っておおむねインフルエンザとみて間違いないと思います。

そもそも、インフルエンザは熱が出ていようが出ていまいが、感染する可能性のある病気です。なので、症状が強く出た人間だけを出社禁止しても感染拡大防止に有意な効果はなく、本当に感染拡大を防ぎたいのであれば洗面所に塩素系の殺菌剤を常備するとか、ドアノブの除菌を徹底するとか、マスクを着用させるのが本筋です(タダでマスクを配るべき)。

医療の「医」の字もわかっていないアホな総務部担当あたりが考えたことなのでしょうが、頭が悪すぎるとしか言いようがありません。もちろん、産業医(通常の医療機関では雇ってもらえないようなお医者さんを会社で囲っている)のハンコはついてもらっているのでしょうけどね。

以前「新型インフルエンザ」が猛威?を振るったときにも、医師に「新型インフルエンザではない証明書を出せ」と迫るバカな患者が多数いたことがあったそうです。うちの会社がどうだったのかは知りませんが、同じような「愚かしさ」を背景に感じます。

賢明なるこのブログの読者なら当然ご承知の通り、「新型インフルエンザである証明書」は出せても、「新型インフルエンザではない証明書」を出すことはできません。もしこれが理解できないなら、医療というものを本質的に理解していないと言うことになります。

医業というのは「疾病を治療する」ものであり「疾病でないことを証明」することは医業に属さないのです。それこそ、厚生労働省のバカな役人にでも求めればよいのではないでしょうか?(皮肉です、実際には厚労省に行ってもそんな証明書はもらえません)。

もちろん、ホメオパシーに効果がないことを喧伝することも医業には属しません。そういうことをしている人は、政治活動をしているんであって医業にとっては何の足しにもなっていません。そういう政治活動は一部の利権者にしかメリットはなく、患者全体を見た場合デメリットの方が大きいと思います。

インフルエンザは放っておいても大半は治る病気です。まれに死んだり重篤な後遺症を起こすことがありますが、病院に行ったからと言ってその可能性が低減すると言うことは、ほとんどの場合においてありません。

確かに「タミフル」を飲んだら24時間程度発熱時間が減らせるそうですが、通常5日~7日くらい続く症状が24時間、つまり4日~6日に減るだけです。また、発熱時間以外の副作用(よく言われた奇行など)の危険性はタミフルを飲んだ場合の方が高く出ます。

小児の「インフルエンザ脳症」の大半は、薬の副作用であるという指摘もあります。

さて、危険を押してまで病院に行くべきなのか・・・。
私は、お金ももったいないし寝てれば治るんなら寝とこうと、寝ておきましたが・・・。