隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

財政を蘇らせるには

ご存じの通り、日本は大赤字でいつ破綻してもおかしくないと言われています。
実際に破たんしたらどういうことになるかは私にもよくわからないのですが、あまりいいことは起こらないと言うことくらいは想像がつきます。

そして、一番簡単に日本の財政を再建する方法は、医療費を何とかすることです。なぜなら、予算の中で断トツに多いのがこの費用だからです。
その解決法として、私は、医療費をすべて無償化するという方法が良いのではないかと思っています。
税金で負担するのではなく、医者は無料で患者を治療することにするのです。

これは、決して暴論ではないのです。
たとえば、野口整体という整体法では、創始者の理念で整体でお金を取ってはいけないと言うことになっています。それでも、このすぐれた整体法は、何十年の間にわたって受け継がれています。

お金が取れなかったら医者はご飯の食いっぱぐれだと思うかもしれませんが、たとえばお寺の住職などは実際にそういう商売(?)をしています。お布施とか、あまった農作物を檀家さんが持ってきてくれたり、寄付金などで生活が成立します。

お金を取れなかったら食いっぱぐれなら、坊さんは今頃全員いなくなっているはずです。

また、医者がお金を請求してはいけませんが、患者が感謝のしるしでお金や品物を持っていくのは自由です。
(ちなみに、野口整体をやってくれるところでは、「施術料」は要求されませんが「指導料」を取るケースはあります)。

以前、近所で「おもちゃのお医者さん」というのがやっていて、タダでおもちゃを修理してもらいました。
不思議なもので、タダで修理してもらえるのであれば、菓子折りの一つも持っていかなければならないという気持ちにになるものです。

「国境なき医師団」とかもそういうことをすでにしているわけですが、すべての医師がそういう医療を行うようになれば、自然とそれで生活も成立するようになります。

また、(平均すると)医者は儲からない商売になるので、お金が儲かると言う理由で医師になる人はいなくなります。このため、総合的な医師のレベルが上がります。つまり、医療のレベルも上がります。

人の怪我や病気を治すという根源的なサービスを提供する人は、尊敬されることは合っても、行き倒れるようなことはありえません。

医療というのは、本来お金をもらって提供するものではないのです。このブログでも以前から言っていることですが、家族がしんどい時に手を当ててあげるのだって立派な「医療」です。医療の本質はそういうところにあります。

医療費が無償化されたら、医科大学では、人格面の教育に注力することになります。多くの臨床医や代替医療家がひとりでに身につけている人徳と言ったものの教育が重要となるでしょう。

医療費がゼロ円になれば、日本の財政は完全に健全化するでしょう。

そのためには、地域内でのコミュニティ・助け合いの精神というものを、蘇らせる必要もあります。
同じマンションに住んでいる失業中の若者が、お年寄りの面倒を見たりすれば、介護費用も削減できます。

それこそが、真の「地方分権」なのではないでしょうか?

予算を肥大化させ、不足する財源は増税で補うという考え方は、医療を後退させるものだと私は思っています。