隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

「ある兵士の祈り」

「私の願い」 (ある兵士の祈り)

成功するために神に力を願いましたが

与えられたのは謙虚さでした。

従うことを学ぶために。


善行をするために健康を願いましたが

与えられたのは病気でした。

より善い行いをするために。


幸せになるために富を願いましたが

与えられたのは貧しさでした。
      
賢くなるために。


人から尊敬されるために能力を願いましたが

与えられたのは弱さでした。
      
神を必要とするために。


人生を楽しむために全てのものを願いましたが

与えられたのは命でした。
      
全てのものに感謝して生きるために。



私が欲したものは何も与えられませんでしたが、

声にも出さなかった祈りが聞き届けられ、

私はだれよりも豊かで祝福された人間となれたのです。

作者不詳です。