隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

【統合医療】鍼灸や整体が必要なワケ

昨今では、慢性的な腰痛や肩こりなど、現代医療が手も足も出ない慢性病で苦しんでいる人が増えています。

人間の骨格自体が生物学的に見ても異常に大きな頭部を立った状態で支えると言う、とても微妙な構造をしているため、高度な脳機能を手に入れる引き換えに慢性的な肩こりや腰痛を負うようになったと言われています。

つまり、これは昨今の事に限った事ではなく、人類が立った直後からずっと抱えてきた問題なのです。

そして、最近このような症状を訴える人が多くなってきた背景として、生活様式の変化(歩かない、座ったままで仕事をするなど)を挙げる人が(整形外科の医師を含め)今まで多かったのですが、私はそれは間違いだと思っています。

そうでなければ、鍼灸や整体・カイロプラクティックといった技術が進歩してきているはずがないからです。

たとえば、個人の話で恐縮ですが、私の骨格は立ったり歩いたりするのに向いていません。長時間立ったり、長距離歩いたりすると必ず体調が悪くなります。健康にいいと言われる歩行が、なぜ健康を害するのでしょうか?

長い間、それは私にとって謎でした。運動や歩行は体に良いと信じてやまない体育教師や整形外科の医師がそういう風に言うので、自分がそうではないことは恐怖ですらありました。

しかし、そんなに深刻に考える必要はなかったのです。平たく言ってしまうと、生まれつきそういう骨格だったと言うことです。私は吸引分娩だったのですが、それが影響したのでしょうか?あるいは、知り合いの整体師の言う通り幼少期に股関節や肩関節を亜脱臼したことが原因なのでしょうか?それはわかりません。

しかし、最近できた息子を見て、同じような骨格の問題を抱えているのを見るにつけ、やはり「産まれつき」ないしは「人工分娩」が原因ではないかと考えるに至っています。息子は帝王切開です。

自然分娩の最中、胎児は全身の関節・筋肉を動員して「産まれよう」という努力をします。この努力は一生に一度しか体験できないものです。それを体験しないことが骨格形成に異常を生じるとしても、私は不思議はないと思います。

また、自然分娩を行うことによって母体の骨盤が戻る勢いも強くなりますが(だいたい1ヶ月で戻ると言われています)、帝王切開の場合骨盤が開いたままとなり母体にも障害を残す可能性が高いと言われています。

実はずいぶん昔、心療内科の医師に「人工分娩の影響で脳波がおかしい」と言われたことがあります。この心療内科医はヤブで通っていますが、ある意味間違っていなかったのかもしれません。私が2型双極性障害という病名を知るはるか前に、双極性傷害治療薬のカルバマゼピンを投与したのもこの先生です。

ま、この先生は薬が死ぬほど出て頭がおかしくなるので、二度と行こうとは思いませんが(笑)。

すべて正しいわけではないまでも、ヤブ医師でもそこそこ「医師の勘」みたいなものはあるのだなと、最近では思います。

話が大幅にそれましたが、自然分娩でも、人工分娩でも、やはり人それぞれ骨格に特徴があります。一人として同じ骨格の人はいないでしょう。そして、それぞれに「クセ」が生じます。小さなクセでも、何十何百何千何万回と繰り返される動作の場合、それは大きな積み重ねとなっていきます。やがて、筋肉に「クセ」がつき、骨格のわずかな異常となり、神経やリンパ液の流れを妨げ、障害となります。多くは疼痛・しびれですが、消化不良・便秘・下痢・うつ状態なども現れます。

たとえるなら、フレームの曲がった自転車ではうまく走ることができません。これに対応するには

1)フレームが曲がらないよう日々気をつける
2)曲がったフレームを誰かに修理してもらう

の2つしかありません。
1)が休養や自力整体だとすれば、2)は鍼灸・整体です。

一定以上曲がってしまったフレームを自力で戻すことはとても難しいからです。
たまに頸椎ヘルニアなどで手術を勧められる人もいますが、手術などで組織を切除するのは基本的にはオススメできません。人間の体の組織は、すべて何らかの意味があって存在しています。ただその「使い方」を間違えているので、障害を生ずるのです。

低髄液圧症候群のブラッドパッチも、プラセボ以上の効果はないと言われています。場合によっては悪化することもあるそうなので、ご注意ください。

腕利きの鍼灸師・整体師を探しましょう。今度は、その方法を書きたいと思います。