隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

ハウスメーカー VS 工務店

私は地元の工務店で家を建てたのですが、大手ハウスメーカーと比べて結局どないやねん!と言うところをまとめてみたいと思います。

というのも、以前に大手ハウスメーカー4社で見積もりを取り、1社についてはほとんど建てる直前まで行ったのですが「やっぱり高すぎへんか?」と言うことでやめた経緯があり、最終的に工務店で家を建てることになったからです。

大手ハウスメーカーの特徴としては

・ブランド感がある(笑)
・システムキッチンやシステムバスなど装備品はきめ細かく仕様を決められる
・インターネット配線や情報コンセントなどが基本の料金に入っている
・鉄骨造りの場合ユニットの制約などで間取りや窓の位置など細かいところが思い通りにならない
・構造上強度が高いと言われている(が、私は半信半疑)
・10年保証・20年保証などがある
・中古相場が高い
・土地をあまり選べない(地場の工務店の場合、土地勘があり利便性の高い土地を分譲している)
・評価額が高くなるため固定資産税が高くつく(ただし、長期優良住宅の場合一定期間の軽減措置あり)
・外講周り等についてはあまり融通がきかない。

工務店はその逆、と言ったところでしょうか。

感覚的には、ハウスメーカーは家がメインで土地がおまけ、工務店は土地がメインで家はおまけと言った感じです。

装備品については家の広ささえあれば、メーカーは限られていますので同じなのですが、工務店の場合取り扱いメーカーや製品の種類が少なかったり、価格も高かったりします。

住宅本体の価格なのですが、確かに工務店の方が表面上の価格は安くつきます。
しかし、上記した電気配線(インターネット対応など)や照明など、私の場合は今の感覚で行くと最低限必要と思われる部分をちゃんと対応してくれませんでした。また上記の10年保証等がないことや中古価値の事を考えてみても、あながち工務店が劇的に安いとも言えないと思っています。

また、担当営業の資質もあるのでしょうが、説明不足と言うことが工務店ではありがちかもしれません。事前にちゃんと説明さえしてくれれば納得できることでも、後出しで言われると納得できないことも多々あります。うがってみると一種詐欺的な感じを受けることもあるでしょう。コンプライアンスがうるさく言われている昨今では、大手ハウスメーカーではそういうことは少ないでしょう。

お金がある人は大手ハウスメーカーをどうぞ、と言うことで。

ちなみに、大手ハウスメーカーの建売はハッキリ言ってかなり損だそうです(大手ハウスメーカーの店長クラスの人に聞きました)。建築条件なしの土地をもっている人が上物だけを建てる場合、価格はかなり融通が効くようです。

とはいっても、工務店より安くなることはあり得ません。どんなに頑張ってもも60万円/坪くらいはするでしょう。

ちなみに、工務店は標準が45万円/坪くらいですが実際には50万強見ておいた方が無難です。タマホームやアキュラホームと言った「格安大手ハウスメーカー」は、家のスペックとしては基本的に工務店と質は変わりないか下です。表面上20万円/坪などとうたっていますが、最終的には40万円は超えてくるようです。

最終的には地方工務店が使っているのと同じような材木メーカーから仕入れて同じような大工を雇って造っているのだから、劇的に安くなる要素は「たくさん売る」ことしかありません。でもそのためにはたくさんの営業経費が必要になります。

大規模に営業をかけている大手ハウスメーカーが20万円/坪で作れるくらいなら、地方の工務店は10万円/坪で作れることになります。騙されないでくださいね。