隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

反訴を提起しました

と言うことで騒音(低周波音)問題なのですが、結局個人で反訴することになりました。

審理は、最短でも1ヶ月毎なので、月1回有休ないし半日有休で出廷することはさほど負担ではありません。
準備書面は郵送ないしFAXで送ることも可能です。

と言うのも、今回弁護士を頼むとかなりの確率で費用倒れするのですが、債務不存在確認訴訟が提起されているので、答弁書を出したので1回目で結審は避けられましたが、このままほっておくと2回目か3回目の審理で結審してしまうおそれがあり、いったん結審すると二度とこの件では裁判を起こせなくなるからです(一事不再理、と言うやつです)。

と言って、今の裁判は「債務不存在の確認」が旨ですので、この席上で示談交渉をしても不利にしかなりません。

また、1回目の口頭弁論で「反訴します」と裁判官に言ってしまいましたので、これを反故にすると心証がすごく悪くなります。

こっちは「金じゃない」のです。
低周波音症候群被害者の会の方々の力を借りた時点で、私はこの裁判をすべきと決まっていたのです。

しかし、弁護士にそんな案件を依頼するのも気が引けます。

それを分かってくれたためか、裁判所も、意外な事にそれほど強く代理人の要請をせず、アッサリ反訴しても構わないですよと言うことになりました。

書記官にも同情してもらっているのが結構大きく(まあ、書記官は裁判業務を円滑に進めるのが仕事だからという話はありますが)訴状の構成についてもいろいろとアドバイスをしてくれました(裁判官からの指摘もあったようですが)。

まあ、ちゃんと印紙代払ったからようやく「裁判所のお客さん」になれたのかもしれませんが・・・(笑)。

裁判官も、まあまあ物わかりがよさそうな若い人でした(もちろん、裁判官として冷徹に判断はするのでしょうけど)。

そういう意味において運は良いようです。

しかし、今回の立証はちょっと骨が折れそうです。

人証(いわゆる証人)も簡単には取れそうにありません。こちらに有利な証言をしてもらうなら、数万くらいは払わないといけないそうです。

人証を請求した場合、相手方の反対尋問もありますので、そこで変な事を言われないよう、想定問答集を用意して事前に勉強してもらわないとなりません。

そんなこんなで、まじめにやりだすとすごく金がかかります。

計量証明が出せる業者に測定してもらうと、それだけで10万円オーバーです。

もちろん、勝訴すれば相手に全部請求できるわけですが、たいていは和解勧告となり、その際裁判所費用については双方持ちとなるのが一般的だそうです。

相手は腐っても弁護士ですし、正直勝てる気はまるでしませんが、こういう訴訟を起こし、こういう結果があったと言う事実を刻むことがもはや目的になっています。

人生、何事も勉強です。