隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

シャープの売り玉を未だ持っている人はヘタクソ

シャープの経営危機が騒がれ、毎日のように紙面を騒がしていたのも今は昔。

最近ではパナソニックの危機に騒ぎがシフトしてしまったようです。

シャープの売り玉をもっている人はヘタクソと書きましたが、たとえば200円とかの売り玉をもっている人は別です。

ですが、実際問題として現在150円とかの売り玉を抱えている人が少なくないと思います。

私は、デイトレ専門ですが相場を少しはかじった事があるものとして、こういう人は「ヘタクソ」だと断言します。

シャープ株が思うように下げない鬱憤を、掲示板などに「シャープは明日にも倒産してもおかしくない」と言った風説の流布(証券取引法違反、ホリエモンが捕まったやつです)を掲げるに至っては、ヘタクソを通り越して「相場師失格、即刻市場から退場しろ」(放っておいてもいずれそうなるでしょうが)と言いたいところです。

ま、自ら相場師失格を自覚して退場した私には言われたくないでしょうけど。(^^;
でも風説の流布など下の下、相場師の仕事ではなく詐欺師の仕事なんです。だからホリエモンも懲役くらっているわけで。

150円で売り玉を立てて、いくらで買い戻すと言うのでしょうか?
倒産するからどこまでも下げる?そんなことはあり得ません。株価にも0より下はありません。いくら儲けても1株150円以上はないのです。

私の師匠も、想定値幅を設定しそれを超える変化を期待するような売買を行ってはならない、と言うルールを決めて記事しく遵守していました。儲かっても150円と言うのが、果たしてリスクに見合うものなのかよく考えるべきです。ましてや、二流新聞のファンダメンタル情報などと言うしょうもないものを信じて売買しているのであれば、救いようがありません。

相場の上手な人であれば、今のタイミング、シャープ株は「買い」ないし「待ち」と判断するはずです。ここで売るのは素人です。ましてや、売りポジションを処分できず「また下げ出す」と期待して逆日歩を払い続けるなど愚の骨頂です。
なぜ買いかと言うと、下がった株は必ずある程度上げるからです。ただ、200日平均とか75日平均を上回ってくれば話は別ですが、上値は重いと思いますので、少しの上げで利益確定します。そしてまた下げたタイミングで買いのタイミングをはかればよいのです。

嘘八百のファンダメンタル情報などまじめに信じて「つぶれるから売り込む」なんてバカな事をしている暇があるなら、とっととポジションを整理してマザーズの有望なベンチャーを見つけてきて全力買いした方がよほど良いです。バクチにしてもこっちの方が筋が良いです。

まあ、これは私が株の師匠から「希望で売買するな、予測で売買しろ」とよく言われていたからでしょう。
「予測」が「希望」に変わったら、その時は「負け」なんです。仮に運よく株価が反落して多少儲かったとしましょう。それは「偶然助かった」に過ぎず、トレードに「負けた」と言う事実は何ら変化ないのです。いわば、崖下にハンドルを切ってしまったが木に引っ掛かって助かったようなものです。運転ミスには違いないのです。

いま、シャープ株の150円の売り玉を後生大事にホールドしていて、「下げてくれ~」と祈るような気持ちで待っている人は、自分が既にトレードに負けていると言う事を素直に認めて、ポジションを整理することです。

証券会社が何らかのミスをしでかしてあなたのポジションが勝手に整理されてしまったとしましょう。あなたは、まだシャープを売り込みますか?