隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

ガス代は少なくとも半額にならないとおかしい

メタンハイドレート採掘成功のニュースで米国のシェールガス革命に引き続き日本でもメタンハイドレート革命だ!となっているのかと思いきや、意外と盛り上がりに欠けています。

確かに、採掘費用の関係で商用化にはまだ数年を要すると思いますが、一度採掘に成功(=ブレイクスルー)さえしてしまえば後の技術革新はリニアに発展していくものと推定されますので、5年後をめどに実用化と言っていますが、「もんじゅ」が高速増殖炉の実用化に成功するよりは間違いなく速く商用化は実現すると思います。

後はたくさん資金を投入してやりさえすれば(たぶん、原発に投入されている額の10分の1でも)成功はほぼ間違いないわけです。

ガスというのは貯めておけない性質があるそうなので、日本近海で採掘できると言うのは輸送コストの面から考えて大変有利で、安定供給できるようになりさえすればガス革命が起きる日は遠くないでしょう。

現在、ガスの輸入は電力会社による輸入が大半を占めていて、なおかつその価格が原油と連動すると言う長期契約を結んでいるため、北米のシェールガス革命などによるガス価格の低下の恩恵を、日本国民はほとんど受けることができていません。

新型火力発電所はガスで発電するのですが、火力発電所の建設自体がCO2規制の絡みでかなり制限されていることもあって、結局ガス価格がいくら下がっても電気代は上がる一方という矛盾した状態になっています。

エコジョーズ+ガス床暖房+ガス浴室乾燥機のコンボでガス代が通常より3割程度安く済んでいるのですが、本来ならこの半額くらいがちょうどいいガス価格なのではないだろうかと思います。

そうすれば新築住宅はほとんどがガスを採用するだろうし、電気の消費自体が減ります。電気の消費が減れば当然原発も減らせます。

メタンハイドレートの採掘成功のニュースが、無駄に電気を使うのがエコというような歪んだエネルギー行政が解消されるきっかけになればと思います。

たとえば、自動車でなく自転車に乗るのはエコです。

たとえば、原発の電気でお湯を沸かすエコキュートではなく、燃費の良い新型ガス給湯器(エコジョーズ)を導入するのはエコです。

そういう正しいエコのあり方を、国民全員が考えて初めて、原発問題も解決してゆくのだと思います。