隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

冷凍食品に毒を入れたのは、労働組合だ

「沈まぬ太陽」という話をご存じでしょうか。

某航空会社(JALがモデル)の労働組合の委員長を務めた男が、会社からの嫌がらせ人事をさんざん受けるが、それでも愚直に会社員として生き抜くというお話です。

いま、冷凍食品に従業員が毒を入れたというニュースが話題になっています。

会社としてやっているわけですから当然管理体制を問われるわけですが、社長が辞任するという事態にまで行っているようです。

そして、私が本件の本当の犯人と思うのは、労働組合です。

マスコミはやたらと「'契約'社員」と強調します。そもそも、契約社員とは何でしょうか?契約している社員?
いえいえ。正社員も会社と契約しています。この契約を「雇用契約」といいます。

正社員も契約社員も両方契約しているのになぜ契約社員は「契約社員」と呼ばれるのか。
日本語として全くおかしいのですが、「契約の期限に定めがない」のが「正社員」である、と言われています。

法律では同一労働同一賃金といって、同じように扱わないといけないことになっています。分ける意味はないのです。

ではなぜ分けるのか。その主な理由が、労働組合だと私は思っています。
私は、誰でも知っている某大企業に勤めていましたが、その会社では「社員は全員社内労働組合に加入すること」となっていました。しかし、派遣社員や契約社員は労働組合に入れてはくれませんでした。

契約社員を日本で一番差別しているのはだれかというと、私はこの労働組合(厳密には社内労働組合)ではないかと思っています。

不景気で厳しい折、労働組合が腐心するのが「分配」です。
会社からもらえる給料は、組合員数にかかわらず一定。なので、人数が増えると給料が減る。
給料が減ると当然組合員から文句が出ます。どこかに「しわ寄せ」を持っていきたい。

景気のいい時期、組合は「給料の多い社員を管理職に昇格させる」という手法を取るのがスタンダードでした。
景気が悪くなると、スケープゴートを作るという方向を模索するようになりました。

それが契約社員や派遣社員でした。

劣悪な福利厚生で契約社員をこき使っているのは、社内労働組合です。
引いては、今回のような事件の引き金となったわけです。

どうか、こういうことが二度と起こらないように、社内労働組合の方々には襟を正してほしいものです。