隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

太陽光エネルギー買い取り価格のウソ

再生可能エネルギー法
第三条 経済産業大臣は、毎年度、当該年度の開始前に、電気事業者が次条第一項の規定により行う再生可能エネルギー電気の調達につき、経済産業省令で定める再生可能エネルギー発電設備の区分、設置の形態及び規模ごとに、当該再生可能エネルギー電気の一キロワット時当たりの価格(以下「調達価格」という。)及びその調達価格による調達に係る期間(以下「調達期間」という。)を定めなければならない。
ただし、経済産業大臣は、我が国における再生可能エネルギー電気の供給の量の状況、再生可能エネルギー発電設備の設置に要する費用、物価その他の経済事情の変動等を勘案し、必要があると認めるときは、半期ごとに、当該半期の開始前に、調達価格及び調達期間(以下「調達価格等」という。)を定めることができる。
現在、行政令で1kwhあたり42円で20年間固定で買い取ることとされているので、この買い取り価格が20年間保証されると言う風に宣伝している販売会社が多いのですが、上記赤字にした部分を読んでいただけばわかるとおり、法律上は半年ごとにこの価格を変更することが可能であると言うように読めます。

既設の太陽光発電設備についてのみ価格が維持されるという可能性もありますが、電力価格の相場から見て著しく高く設定されている現在の価格が維持される可能性はほとんどないと思います。

おそらく、民主党が政権政党の間は今の価格が維持されると思いますが、次回の総選挙では民主党が惨敗することが目に見えていますので、そうなると当然買い取り価格は下方修正されるでしょう。

何の事はありません。これは姿を変えた地デジ特需です。地デジ特需の終了後、多くの家電メーカーが大赤字に苦しみヘタをすれば倒産と言うことも取り沙汰されている現在において、このような法律が施行されること自体が信じられません。結局、太陽光発電特需を産み出し、その後設備投資の減価償却が出来なくなったメーカーがまた窮地に立たされることには疑いの余地がありません。

貧すれば鈍するとは、このことでしょう。