その方にはメールで助言したのですが、最近書いた以下のエントリをご覧ください。
【NHK】 どうすればいいのか悩んでいます。
上のエントリでは「17年5月頃に自動引き落としをやめた」とあるのですが、どうやらこれはNHKに受信契約の解除を申請した結果のようなのです。
質問のメールでも受信契約の解除を申し出ているのに口座振替の解除だけで済ませるよう、NHKから説得されたと書いてありました。
私自身はNHKと受信契約を締結したことはないのでこのような顛末があるとは知らなかったのですが、その後5年後とか7年後に高額な「未払い受信料」を請求すると言うやり方のようです。
受信契約の解除を申し出られているのに、申し出ている意図を捻じ曲げて受信契約は残存したままで、口座振替だけを解除させるのです。
そして、莫大な「未払い受信料」を払わない限り解約させないぞ、と脅しをかけるようです。
なんだか、たちの悪い詐欺の手口を聞かされているように感じるのは私だけでしょうか?
未払い受信料を払わない限り解約が出来ないと言うことには、法的に根拠がありません。
また、解約を申し出た時点で受信契約の解除の意思は発露されていると考えるべきで、本人が「口座解約=NHK受信契約解約」と信じている限り、「双方間の合意」により成立する「契約」の性質から考えて、法的に見てもNHK側にばかり分があるとは言えないでしょう。
いろいろと、瑣末な法律的対策はあるのですが、いわば公権力を傘に着たタカリのごときものですので、「絶対に騙されて払わないぞ!」という意思が一番重要であると言うことを再認識した次第です。
ネガティブコメントをつける人が多い「はてなブックマーク」なんですが(だから「アゴラ」とか「Chikirinのブログ」にもブロックされるんだろうけど)、そこで拙エントリ「NHKの受信料について」に対して、以下のようなコメントを付けた人がいました。
どうでもいいけどNHKを見るなら受信料を払うのが大人の対応/痛いコメント欄
この方は2つの意味で間違っていると思います。まず、NHKの受信料は「観たら払う」ものではなく、テレビを設置しただけでNHKは見なくても払わないといけないものです。なので「NHKを見るなら払え」は間違いです。
また、NHKの受信料はいわばユスリ・タカリのごときものです。ユスリ・タカリに黙って応じるのは「大人の対応」ではなく「下僕の発想」です。
まあ、この人にとっては「下僕のようにふるまう事」=「大人」ってことなんでしょう。
「当たり前を疑う心」が私は重要だと考えています。