隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

「うつ」が治らない・・・。「双極性障害」という病を知っていますか?

最近、うつ病の罹病率がぐんぐんアップしているようです。

精神の不調で病院に行くと、医者でもない人が「うつ病」だのなんだの言う時代になってきたためです。しかし、「発達障害」と同じく、この「うつ病」というのもかなり、いい加減な病名だというのは知っておいてください。

うつ病の有病率は2割以上と言われていて、発達障害も3割と言われています。そもそもそういう診断を受ける人っていうのは「現実生活に支障が生じている人だけに限られる」という現実を鑑みると、有病率3割と言うのはほぼ全人口が有病と言っているのに等しいことになります。うつ病も似たようなもので、心療内科の門戸を叩き「眠れないんです」「やる気でないんです」とやると、ほぼ間違いなくうつ病の診断をもらえます。そう、そこの元気なあなたも、その気があればうつ病の診断は簡単にもらえるんです。少なくとも、演技派の人だったら簡単に診断書をもらえるでしょう。

うつ病」「発達障害」というのは、かくもいい加減な病名なのです。

だいたい皆さん心療内科や精神科の門戸を叩くのって、かなり落ち込んでいるとき、何もする気力がないときですよね。だから「うつ状態」といういわゆる「ちょっと落ちてる状態」であることは間違いないんですよ。いわば、インフルエンザの患者が診察に来て、熱を測り40℃あったとしましょう。その患者に「熱ですね!」って言っているのに等しい病名なんですよ。「うつ病」なんてのは。

患者はその原因を知り、原因をきちんと対策し、生活の支障をなくしてもらいたくてくるわけです。そこで「抗うつ剤」とやらが出てくるわけですが、これはインフルエンザで言うと「解熱剤」ですね。落ち込んでいる気分を薬の力で持ち上げ、気分を少し楽にするというものなんです。

私が現在かかっている精神科医によれば、「うつ病」「発達障害」というのは病名と言うにはあまりにも漠然としすぎている、とのことです。教育や社会的な通りの良さみたいなものもあるので一概にそれらの言葉を否定はできないものの、精神科医としてはもうちょっと踏み込んだ治療をするべきでしょうと言うことですね。

それで、私は幸いにしてこの「うつ状態」で病院に行き、10年以上も「うつ病」と誤診されてきたわけですが、幸いにして最初に病院に行ってから10年以上を経過してこれは誤診であり、実際は「双極性障害」ではないかということがわかったのが最近のことです。

双極性障害は先天性の病であり、完治が困難ですが、適切な治療を施せば社会生活に大きな支障をなくすことができます。まず、抗うつ剤による治療は厳禁です。私はこれで死にかけたのですが、地獄を見ます。そして、気分安定薬ムードスタビライザー)という薬を飲みます。私は「リーマス」という薬を飲んでいますが、よく効いているようで、毎日死にそうだった過去が嘘のことのようです。

ただ「頭の切れ味」が少し落ちてしまうのが欠点で(双極性障害の躁発作時には、異常なクリエイティビティを発揮し尋常ならざる仕事ができることがあるのですが)、まあ常人並みの知性になってしまいました。

双極性障害の有病率は100人に2人程度と言われていますが、私は実はこれはもっと多いのではないかと思っています。

コロンバイン高校銃乱射事件 - Wikipedia

コロンバイン高銃乱射事件、というのがかつてありました。何の変哲もないハズの高校生が高校の中で銃を乱射し沢山の人を死傷させたというものです。アメリカではこれに類する事件が多々起きていますし、日本であったこんな事件

全日空61便ハイジャック事件 - Wikipedia

の犯人は、「うつ病で加療中」という共通点がありました。

「加療中」の中身は正確にはわかりませんが、「抗うつ剤」を飲んでいたことは間違いありません。抗うつ剤のメーカー(すごい金持ち)が風評被害を避けるために風評を操作しているのでしょう。

これらの犯人は「双極性障害」の可能性が極めて高いと私は思っています。ここでいいたいのは「双極性障害の患者はヤバい」ということではなく「双極性障害の治療をいい加減にするのはとてもヤバい」ということです。

私の場合たまたま殺人衝動は起きませんでしたが、自分自身死にたくなりましたし、まあ場合によっては人に危害を加えていてもおかしくはない精神状態でした。それは、「抗うつ剤」によって引き起こされたものです。

インフルエンザに解熱剤で対処するのは危険という説が最近ではようやく出てきつつありますが、「うつ病」の患者に抗うつ剤を投与するのはそれ以上に危険極まりないことなのです。

多くの病院では面倒臭がって双極性障害の除外診断を行っていません。これはつまり、何も考えず病院に行くと「かなり危険な治療を受ける可能性が高い」ことを意味します。

今後も、このブログでは、潜在的双極性障害の患者の方のためになるような情報を発信していきたいと思っています。