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隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

【統合医療】統合医療批判の根拠と思想

以前Twitterでも少し触れたのですが、厚生労働省が以下のようなページで「統合医療」に対する取り組みを公開しています。

第1回「統合医療」のあり方に関する検討会資料
第2回「統合医療」のあり方に関する検討会資料
私は、この取り組みは一種の「罠」ではないかと思っています。
私も(患者側の視点で)統合医療が進むと良いなという立場ですので、上記の取り組みには注目していました。しかしながら、どうもこの「統合医療側」を名乗っている団体「社団法人 日本統合医療学会」の資料が、あまりイケてない。当然、以下のような(割と冷静で理路整然とした)批判が行われることになります。

【Interdisciplinary】統合医療推進の根拠と思想
指摘されていること、ごもっとも。

でも、私がコメントを寄せている通り、そうじゃないんです。このエントリで「統合医療側」とされている側も「科学側」とされている側も、ちょっとずれているんです。つまりは、対立軸でとらえるところからしておかしいんです。目標は「医療の発展」つまり人を幸せにすることであるのに、対立してしまうとそこから既に不幸の影が垣間見えます。

このブログでも、ホメオパシー批判から始まって、ついには「だいぶつ」の非難が目的になってしまったかわいそうな人がいましたが、とにかく「対立と批判」で頭が出来あがっているものですので、本来の目的を簡単に見失ってしまうわけです。

統合医療側の資料、ちょっとごちゃごちゃし過ぎてツッコミどころ満載です。科学的でない。当たり前でしょう。「非科学的」とされて打ち捨てられてきたものを、拾い集めてきただけなのですから。それを「非科学的」と批判することも、「科学ですべて説明できる」と悦に入るのも、とても簡単な事です。

でも、人間はもっと過酷に難しいことを達成するよう求められています。

これは正直、想像していただいて、想像できない人には体感していただいて(オススメは自力整体)、分からなければ諦めてもらうしかない世界ですので、「お前の言うことは筋も通ってないしワカラン!」と言われてしまえばそれまでの話なので、まあ9割くらいの人は理解できないと思います。9割もわからない人がいるわけですから、別に分からないことを恥じていただいたり、お前の言うことは間違っているとか必死で否定していただく必要もありません。が、理解する努力をして損はないと思います。

一言で言うと、治療行為と治療結果ではなく、治療過程。これに尽きます。これは、治療以外のすべての事に対してもそうですが、人間の人生に「原因と結果」はありません。「原因」も「結果」も方便にすぎず、あるのは常に「過程」だけです。

植村直己が、必死で登山したエベレストに、ヘリコプターで簡単に行ったとします。あなたは、植村直己が得たと同等の達成感を感じ得るでしょうか?

実は治療も同じことで、病気の原因とか治療方法とか治療結果なんてものは始めから幻想で、あるのは治療過程のみ。つまり今日一日幸せに生きたらそれでよい、人を幸せに出来たらもっと良い、そういう世界です。

そういう方向性を指し示した言葉が「統合医療」だと思います。

これは、どなたかのブログでも拝見しましたが、医療関係者か実際に病気になって死にかけた人間にしかわかりえない事なのかもしれません。だから今すぐ理解しろとは言いません。でも、無反省に批判すると言う行為も、するべきではないのです。