隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

銀行ATMではなぜ手数料をとるのか?

私は何年も前からネットバンクを活用してATM手数料はおろか振込手数料すらを負担しない様にしています。
銀行の窓口に行く必要などほとんどありません。商売でも始めれば別なのかもしれませんが・・・。

で、銀行ATMではなぜ手数料をとるのか、みずほ銀行に突撃したと言うような記事を見かけて、思わず「俺以上にいまさらな奴やな」と思って読んでしまいました。

その記事の結論としては「コストがかかるから手数料が必要」とか説明されたけど、判然とせず納得感がないとか、まあ何か投げやりな結論でした。

フリーランサーならコストの意味くらいわかっているはずだと思うのですが、この人はフリーランサーならぬフリーライダーなのでしょう。だから、コストの意味が全くわかっていないようです。

小学生でもわかるように、ATMを運用しておけば電気代やら警備費用やらがかかります。また、私はATMで「現金がありませんので下ろせません」と言われたことが一度もないのですが、これもオンラインで現金残高を監視し適宜補給するようなシステムが整えられているのでしょう。窓口で行員が対応するよりは安いのかもしれませんが、到底「タダ」で運用できるようなものとは思えません。

「理不尽な課金」というのは、たとえばNTTの長距離通話のように、昔は何人もの交換手を経ていたので相応のコストがかかっていたけど、今は自動交換機で隣の家にかけるのも北海道に欠けるのも同じ程度のコストしかかからないのに、長距離通話に理不尽に高い課金をしているような例に対して用いるべきです。

その人は「自分のお金を下ろすのになぜ手数料など取られるのか」と言っていました。結局手数料を払うのが嫌なだけいかい!と思いますが、個のいい分はフリーライダーにはありがちで、間違った主張です。

手数料をとるな!という事はつまり「自分の金を銀行のコスト負担でATMから自由に下せるようにしろ」と言っているのです。自分の金なんだから、本来自分で管理すべきところを、銀行のおかげで多額の現金を持ち歩かなくても、全国津々浦々で現金を必要な時必要なだけ手に入れられるようなシステムで便利に使わせてもらっているのですから、手数料を払うのはある意味当然なのです。

逆に問います。「なぜあなたのお金をおろせるようにするのに、銀行がコストを負担すべきと考えるのですか?」ということです。

嫌なら現金を銀行に預けず持っておくと言う選択肢もあります。しかし、その方がずっと不便だと言う事は言うまでもありません。