隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

雷サージには気をつけましょう

今年の2月くらいだったかな?向かいの家に雷が落ちました。

近くに雷が落ちるというのはびっくりしますねー。で、雷による被害といえば、皆さん雷で家がこげたり焼けたりというものを想像されると思いますが、実はそういう被害は直撃でもされない限りあまりたいしたことはないんです。実際、向かいの家も屋根が一部欠けた程度だったそうです。

それよりも心配しないといけない被害が「雷サージ」(らいさーじ)です。これは、巨大な電圧によって生じた瞬間的な電流(サージ電流)が電器線・電話線・テレビ線などを通って、家の中を流れる事を言います。何せ数万~十数万ボルトという雷の電圧ですから、瞬間的とはいえ爆発的な電流が家の中を流れます。

後で調べたところ、私があったような「実際に地面に雷が落ちる」ケースは「直雷(ちょくらい)サージ」というらしいです。一方、上空で雷がなっているだけの状態でも地上との電位差が生じ、宅内に電流が流れるケースもあるようで、こういうなのは「誘雷(ゆうらい)サージ」というそうです。

なんでこんなことを突然書き出したかというと、暑くなってきたのでエアコンをつけようと思ったらつかなかったのです。「なんでだろー?」と思って電気屋さんを修理に呼んだら、実は雷サージでやられていたことが判明しました(メイン基盤が黒焦げになっていたそうです・・)。

何せ半年も前の話だし、テレビや電話などは大丈夫だったので(ブレーカーが作動してくれたため)エアコンが被害を受けているとは思いもしなかったのです。被害を受けたのは、パソコン(幸いHDDは無事)・ADSLモデム・USB外付けHDD(幸い中身は無事)でした。そう、これらは「電気線」と「電話線」の双方に接続されている装置です。このため、電気のほうがブレーカーを切ってくれたにもかかわらず、電話線からサージ電流が流れ込んできてしまったのでした。ちなみに、いずれもその時点では電源は入れていませんでした。

パソコンを修理に出すと修理代14万という法外な見積もりを出されたので「お宅のパソコンは二度と買いません」と捨て台詞を残して新しいパソコンを買いました。外付けHDDについては、ノバックの「HDDはい~る」を買ってきて中身を移植して使っています。ADSLモデムはレンタルだったので、プロバイダーに言うと送料だけ当方負担で無償交換してくれました(買いなおさせられたらどうしようかと思った・・・。なにせ数万するはずなので)。

とはいうものの、被害総額20万弱といったところ。かてて加えて、今回のエアコン修理に4万弱かかってしまいました。まったく、自然災害というのは侮れません。

ということで、泥縄とは知りつつ「雷サージ対応OAタップ」を買ってきてパソコン類をつなぐとともに(私が買ってきたのは電話線にも対応したタイプ)、火災保険に入りました(今まではいっとらんかったんかい!)。火災保険でも、自然災害に対応できるタイプじゃないと役に立ちませんから気をつけてください。

これから雷の多いシーズンに入りますから、皆さんも雷が近づいたらパソコンの電気線・電話線などを抜く・場合によっては私のように雷サージ対応OAタップを買ってくる・自然災害保険に加入するなどの対策を練っておいたほうがよいかもしれません。私のように「泥縄」でなく・・・。(^^;