隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

福岡のコメ事情

奈良ではずっと近所の農家に奈良県産「ヒノヒカリ」を10kg1500円位で分けてもらっていました(JAへの卸価格がこれくらいだそう)。

これがうまかった。その辺に売っている「コシヒカリ」とか「あきたこまち」なんて話にならないおいしさでした。

そこで、私は「産地銘柄なんて関係ない、うまいもんはうまいんだ」という結論に達していました。

ちなみに、私は味にうるさく、うまいものを食べると必ず「うまい」とうなります。
しかしまずいものを食べた時はまずいとは言わずに黙ってます。まずいものに「うまい」とは言えません。
これが奥さんに「まずいものを食べているとすぐわかる」と怒られる原因です。

話がそれました。

北陸の旅館とかに行くととてつもなくうまいコメを食べられることがありますが、奈良県産ヒノヒカリはそれに匹敵するくらいうまい。

一つの推論として「混ぜていない単一品種米を脱穀してすぐ炊く」のが一番うまいのかいなとか思っていました。

そして、推論ですよ。「コシヒカリ」「あきたこまち」などの有名ブランド米は、違法にならない範囲で混ぜてるはずなんですよね。人気が高いから生産量調整が必要になる。当然混ぜないと仕方がない。

日本酒にアルコールが混ざっているのと同じです。

有名になるとそういう現象が増えてまずくなる。それを避けるには問屋を通さず農家から直接仕入れるのがベストでしょうね。

ここ何年も「コシヒカリ」と銘打ってある米を買っておいしかったためしがないのはそのせいでしょう。

農家から分けてもらうコメだけでは賄いきれないので、その辺で売っている「ヒノヒカリ」もよく買って食べていました。2年くらい前までは2000円を切る安さでした。

味も農家から分けてもらったものと遜色ありません。「ヒノヒカリ」はそれほど人気もないせいで混ぜものする人もあまりいないのでしょう。

ところが、去年くらいから値段が急騰。2500円位になり、ブランド米と変わらなくなりました。なんでも、奈良県産ヒノヒカリも高い評価を得て急に人気が上がったそう。

このままではヒノヒカリの未来も危うい。

そう思っていたところに引っ越しです。
「地産地消」が最強と思っている私は福岡米・佐賀米など試してみたのですがいま一つまずい。品種が「ヒノヒカリ」を買ってたんですね。

一つの仮説としては、ヒノヒカリは九州の気候には合わないのであまりおいしくならない。

しかしこちらの風土に合ったコメを開発している農家が必ずいる筈です。

調べたところ、熊本の「森のくまさん」と福岡の「元気つくし」が候補に挙がりました。

まだ食べていませんが、現在「元気つくし」を注文中です。

さて、お味はどうでしょうか?