すると、やはり例の方から反応があり「スペインかぜ」の例を持ち出して、過去にインフルエンザでたくさんの人が死んだことがあるのだ、ということを書いておられました。
コメント全文については引用しませんが、今日はこのスペインかぜでたくさんの人が死んでいる、だからインフルエンザは危険で、対策が必要で、そのためにはたくさんのお金を医療業界に注ぎ込まなければならないという主張が間違っているということを、今日は書きたいと思います。
それはつまり、以下の3つの事実に基づきます。
- 現在の医療技術をもってしても、スペインかぜのようなパンデミックを防げるという保証はない、というか防げない可能性のほうが高い
- スペインかぜがインフルエンザであったという事実の確認は取れていないし、仮に事実であったとしても今後同様のインフルエンザパンデミックを防ぐ役には立たない
- インフルエンザで病院に行ってもタミフルが出るだけ、タミフルを飲んでもすぐには治らない(逆に言うとのまなくても放っておけば治る)
スペインかぜでたくさんの人が死んだという事実は、だから現代医療が正しく機能しているのだということの証明にはなっていないのですが、どうも論理の飛躍に書いているご本人が気づいていないようなので、考える時間を差し上げる意味でコメントの掲載はしないでおこうと思います。