隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

河本氏を擁護します

いまさらながら、お笑い芸人の河本準一さんが、母親の生活保護「不正受給」で糾弾されている件ですが。
昨日、遊佐先生のブログを読みました。

何も悪いことはしていないのにさらし者で吊し上げ
私も基本的には同感です。
どうも、批判派の方が勢力があるようなので、私は擁護派を明言しておこうと思います。

そもそも、行政と言うのは仕事が遅いので、やめると言ってもいろいろ書類を書いたり面倒事が多いわけで、一々やめるのもめんどくさいです。

手続きが面倒臭い事は完全に行政の責任であって、河本氏には何の責任もありません。私も、役所に平気で「平日に来い」と言われることがあり、サラリーマンは役所に行くことも出来ず、ただ源泉徴収で税金を強奪されるばかりなのかと憤ることがよくあります。

それに、河本氏の場合5000万円の収入があると言うことは少なくとも3000万円くらいは税金を払っているわけですから、年間200万にも満たない保護費を母親が受け取ったとしても税金トータルで見たら大幅にプラスです。これ以上税金を納めていて、河本氏を批判している人がいれば手を挙げてください。多分いないと思います。

不正受給だなんだと言いますけど、そんなもの挙げだしたら枚挙に暇がないわけで、システムがおかしいのが根本原因です。システムを正すのが政治家の仕事であり、個人を叩くのは政治家の仕事ではありません。

システムを正すと言うのはたとえば電子政府です。もちろん、ITゼネコンによって捻じ曲げられてしまった意味での電子政府ではなく、正しい意味での電子政府です。

ITゼネコンに簡単にだまされてe-Taxみたいな煮ても焼いても食えないようなシステムに大金を費やした無能な政治家や官僚に、そんなこと簡単に出来ない事はわかってはいますが、そういう本来やるべきことをちゃんと出来ていない無能者のくせに、国家にとっては大変な貢献者である高額納税者を捕まえて、叩くとはどういう了見かなと思います。

これは「医療の進歩」やら「科学の発展」を願っていると口では言いながら、実際には「だいぶつ叩き」しかしないlocust0138氏の有り様ととても似ています。

何より、ロクな税金も納めていないくせにネット上で匿名をいいことに河本氏を叩いているヤツらには「オマエいったい何様なんだ」と言ってやりたいです。

税金さえ納めれば何をしてもいいのか!とか、きれいごと言う人が現れるかもしれませんが、誰も税金を払わず全員が公務員と社会保障頼みになったらどうなるのか。それはギリシャの現状が物語っています。

ちなみに、やめるべきは生活保護ではなく、年金です。