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隠すほどの爪なら無い

自分自身の、この自我というものが消滅することへの覚悟はできた。苦しみからの開放・・・。だけど、だけどあと少しだけ、続きが見たい…!

低周波音裁判の顛末

さて、某地方工務店を相手取って争っていた低周波音被害の裁判の顛末ですが、忘れている方も多いと思いますので簡単におさらいします。

昨年2月に、「建築条件付き土地購入契約」(当該工務店による施工が条件)をする。

昨年4月に、「建築請負契約」をする。

昨年7月に入居。裏にあるスーパーマーケット(24時間営業)の騒音がうるさく、寝室ではまともに眠れない状況。

工務店にクレームするも、「音を出しているのはスーパーマーケットなのですから、うちにいうのは筋違いです」と言われる。しかし、同スーパーマーケットは家を建てる10年前から営業しており、契約前から騒音が出ていたことは間違いない。

工務店側はすかさず弁護士を入れ、典型的な「居直り」を展開した。当方もあの手この手で工務店に謝罪させようとするも、「うちには何の責任もない」の一点張りで話が進まない。

そうこうするうちに、工務店の代理人(弁護士)から「債務不存在確認訴訟」を提起される。放置すると向こうの勝訴となり、こちらは文句を言う事すらできなくなるので、やむを得ず反訴(損害賠償請求訴訟)を起こす事にする。

昨年10月、当該スーパーマーケットから連絡があり、翌年2月(つまり今年2月)までに騒音源を撤去するとの連絡があった。これをもって、私は住宅の購入契約そのものを白紙撤回するまでは要求しないことを決めるが、一定の落とし前をつけない限り許さないという事を決める。

そして口頭弁論は5回を数え、最近行われた口頭弁論で裁判官が変更になった。どんな裁判官が出てくるのか戦々恐々だったが、以前までの裁判官より割と人情味のありそうな人が出てきた。

裁判官は開口一番、このまま争っていてもお互いいいことはないので、当方の主張するように工務店の社長が謝罪すれば示談すると言っているのだから、と相手代理人(弁護士)に打診する。

当方も、本来であれば実費程度は賠償してもらいたいが、謝意と再発防止の意思を社長本人から感じられるのであればそれで妥協すると告げる。

という事で、裁判所を介して示談することにし、双方被害額や裁判費用は自損自弁ということで決着がつくことになりました。

ま、ショボい結果なのですが、異例づくしの裁判だと言う事は言えると思います。
まず、住宅裁判で本人訴訟自体が稀です。裁判というのは被害者(相手の落ち度を証明する側)の方が圧倒的に不利な制度なので、原告(今回は反訴原告)が勝つことはとても難しいのです。相手工務店の社長も、それを分かっていて確信犯でやっているのだと思います。

ひとつハッキリしたのは、宅地建物取扱主任者の資格なんて何の参考にもならないと言うことです。
資格はなくても家の売買はできますし、資格がなくても誠意のある人は誠意があります。というか、資格を取ると言う事は資格を取ることでビジネスを優位に進めたいと思っていると言うことですから、むしろ誠意がない証拠、みたいにうがった見方ができなくもありません。

そして、裁判官が相手方に社長の出頭を要請したのも異例でしょう。通常、相手に謝罪させると言う事は不可能で、だからこそお金を請求するのです。最初からない誠意なんてものを求めるくらいなら、カネを取っておけと言う事でしょう。

これは、多分私が法律のプロである弁護士に、半年以上にわたって互角に渡りあい(資料作成からなにから全部自分でやったわけですから正直大変でした)、しかもお金よりも相手の謝罪を求めた(これは前々回の口頭弁論時に、書記官に泣きを入れたときに言っていた内容だと思います、裁判官は血も涙もなく、私の病歴を陳述するように求めるなど、明らかに相手側でした)ことから、今回の裁判官も気の毒に思ったのでしょう。

という事で、株式会社を相手取って、最初から最後まで弁護士と闘い、引き分けたわけですからまあ上出来と言えるのではないでしょうか?

まあ、今後は絶対勝てる裁判以外、できたらやりたくないですけどね・・・。