蔵(?)を整理しているときに妻のコーヒーミル(手動)が発見されました。
これに息子(2歳)が大ハッスルで、せっかくなんで久々にコーヒーを入れてみようと言う話になりました。
近所にあるイオンモールに入っている「KALDI」で豆を買ってきて、ゴリゴリ挽き、フィルターでドリップします。
すると、何ということでしょう。とてもいい香りです。
お家もなんだか、リッチな感じのアロマいっぱいになりました。
コーヒー自体の味は「やっぱ、うまい喫茶店にはまったく及ばんな」と夫婦で言っていたのですが、まあそこそこ美味しかった。それよりも何よりも、コーヒーのアロマ(香り)がとてもいい匂いです。
昔、コーヒーは体に悪い(カフェインが毒だからとか常習性があるとか)と言うのが定説だったんですが、最近のEBMによる研究ではコーヒーは体に良いと言うことになっているそうです。
ま、例によって「なんで体にいいのか」ってところまでは解明されていないようです。
というか、いちいち原因を探さなくても過去の医療結果を正しくインプットすれば答えが出るのがEBMのいいところなので、Googleの様なテクノロジーで医療データベースを構築すればそのうち内科医なんて要らなくなるでしょう。
で、私は「香りが良いからコーヒーは体にいいのではないのかッ!?」と愚考するのであります。
嗅覚が体に及ぼす影響はまだまだ未解明の部分が大きいです。
もちろん視覚や聴覚にしてもそうなのですが、五感に働きかけることで人体に影響を与えられることは実は明らかです。
したがって嗅覚に働きかけることでも人体には影響があると思います。
私は以前「効果がない方法の方がよい」と言う旨の事を書いたことがありますが、正確には「物理的・直接的に効果がある方法よりも、間接的に効果がある方法の方が良い」と言うことになると思います。
たとえば、子供に「右向け右」させたいときに、体をつかんで無理やり「右向け右」させるのと、子供から見て右側にアンパンマンの人形を置くのと、どちらが良いでしょうか?
私は後者の方が良いと思います。
結果は同じでも間接的な方が「自発的」であり「能動的」です。つまり子供自身の脳神経が機能した結果体が右を向くのが良いのです。
病気の治療にしても同じであると私は思います。血圧が高いから血圧を下げる薬を飲ませる。ガンがあるから切り取る。これはつまり「無理やり右向け右」と同じ方法ですね。
さて、匂いの話に戻りますが、嗅覚は多分もっとも生体的フィードバックに大きく関与している感覚であると私は思います。
たとえば、オシッコをしたら臭い。なんか調子悪いのかなとか飲みすぎたからかなとか思います。
すると脳神経がそれを察知し、体を修復する方向に動き出すわけです(仮説ですが)。
まあ、味覚にしても「口の中がまずい」とかありますけど、嗅覚はその役割がかなり大きいと思っています。
ちなみに、「何もないのに変な臭いがする」と言うのは、精神病では意外とポピュラーな症状です。
ようするに「いい匂いを嗅げば体に良い」ってことを言いたいだけなんですけど。